無人契約機でキャッシングを申込む場合のデメリットはあまり知られていません。
一見、スピードの上で優位に見えますが、ネット申込の方が早くて手軽なケースもあります。
カードローンなどの申込手続やキャッシングについて、「なんとなく便利そうだから」と無人契約機の利用を考えている人もまだ多くいます。もちろん、その方法でもOK。
しかし、もっと便利ですばやく手続きができて、もっと簡単に、よりスマートにキャッシングできる方法がインターネットを活用した「ネット申込」なのです。
それでは、キャッシングをする際の無人契約機とネット申込での違いを挙げ、そのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
この記事の目次
無人契約機のメリットとデメリット
以前は街中でよく見かけたキャッシングやローンカードの無人契約機ですが、最近はその数が減ってきています。
そこで、無人契約機でカード契約をしようと考えている人のために、無人契約機のメリットとデメリットを挙げてみましょう。
無人契約機で申込むメリット
かつて大流行した無人契約機には、以下のようなメリットがありました。
- 担当者との対面が不要。完全に一人だけで申込できる
- 個室なので、じっくりと落ち着いて契約できる
- 店舗とは異なり、夜遅くまで稼働。土日祝もOK
無人契約機のデメリット
便利な無人契約機ですが、便利さの裏側には以下のようなマイナス面を感じる人も多く、近年は急速に下火になってきています。
- 都市部や繁華街以外には設置数が少ない
- 先客がいると、個室が空くまで外で待たねばならない
- 審査があるため、個室内で一定の時間待たされる
- 個室ではあるが、入外室時に他人に見られる可能性がある
- 移動時間がかかる
- 足を運ぶ時間がなかなかとれない
- 無人契約機を設置していない業者も多い
- 機械操作に慣れていない人には時間がかかる
無人契約機とネット申込を徹底比較ました
一時期は盛んだった無人契約機での申込ですが、最近はネット申込で手続をする人が圧倒的に増えてきているといわれています。
それは一体なぜなのでしょうか?
その疑問を解消するために、ネット申込と無人契約機を徹底的に比較して検証します。
申込みする場所
キャッシングやカードローンを初めて利用する際には、カードを発行する会社と契約しカードを入手することになります。
その際に、どこで申込手続をするか場所を決めなければなりません。
無人契約機の場合の申込場所
公表されている無人契約機の設置台数は、2019年現在で以下のとおりです。
無人契約機の設置台数 | |
アコム・・・1,042台 | |
プロミス・・・970台 | |
アイフル・・・886台 | |
レイク・・・719台(新生銀行内) |
上記5社の設置台数を合計する3,825台。
これを単純に日本の全都道府県の数47で割ると各県で約81台。
しかも、設置場所は都市部の繁華街に集中する傾向がありますので、地方在住者にとっては、手続のために遠方までわざわざ足を運ぶという不便さがあります。
ネット申込の場合の申込場所
ネット申込なら手続の際に場所を選びません。
自宅などでパソコンとウェブサイトにアクセスできるインターネット環境さえあればOK。
また、パソコンがなくても、スマホやタブレットなどを利用すれば自宅以外のどこでも申込可能なのでとても便利です。
申込みするタイミング
キャッシングなどを申込むのは「すぐに利用したい」ときが多いもの。
「いつか必要だろうから、とりあえず申込んでおこう」というパターンも少なくありません。
したがって、カード契約も「必要なときにいつでも申込める」という点が理想です。
無人契約機の場合の申込タイミング
各社が設置している無人契約機で申込する際の営業時間は以下のとおりです。
無人契約機の営業時間 | |
アコム・・・9:00~21:00 | |
プロミス・・・9:00~22:00(一部21:00まで) | |
アイフル・・・8:00~23:00(審査受付は21:00まで) | |
レイク・・・8:45~22:00 |
上記の無人契約機は、一部を除き365日利用可能ですが、一日24時間稼働しているわけではなく、深夜は利用できません。
仕事が朝早く帰宅時間も遅いという社会人は、休日に利用するしかないという点が大きなマイナスといえます。
ネット申込の場合の申込タイミング
ネット申込での最大の利点は「1日24時間・1年365日、時間を選ばずいつでも手続できる」という点につきます。
無人契約機のように時間を気にせず、自分のペースで手続できる点が大きな魅力です。
申込手続の手間を比較
はじめてキャッシングやカードローンを契約する際には、やはり緊張感が伴います。
できるだけ静かな環境で落ち着いて手続できれば、こんなにありがたいことはありません。
無人契約機の場合の手間
無人契約機は、外部から遮断された完全な個室なので、人目を気にせず手続きできる点はよいのですが、外で順番を待っている人がいることを考えると、いくらでも時間をかけていいというものではありません。
また、逆に先客がいた場合に待たされることがあるのも欠点です。
ネット申込の場合の手間
ネット申込では、人目を気にせず手続できる点は無人契約機と同じです。
しかし、自宅など落ち着いてできる場所で時間をかけてじっくりと手続できる点においては、無人契約機よりもはるかに優れています。
その他の無人契約機とネット申込の比較
申込手続する際の場所やタイミングなどの他に、無人契約機とネット申込とを比較して大きく異なる点は以下です。
- 無人契約機では書面にペンで記入する必要があるがネット申込はキーボード操作して入力するだけ
- 無人契約機にはない、カード受取り不要の「カードレス・タイプ」がネット申込で選択可能
- 無人機では出入りする姿を誰かに見られるかもしれないという不安があるが、ネット申込ではその心配は無用。
- 無人契約機では機械操作に不慣れな人に不利。ネット申込なら普段使い慣れた機器なので安心。
無人契約機とネット申込との比較検証のまとめ
これから金融機関のカードを申込しようとしている人のために、無人契約機とネットとの相違点を紹介しました。
本文にあるように、結論としては無人契約機よりもネット申込の方が格段に便利で利用しやすい申込方法といえます。
今や、日常生活においてインターネットと全く無縁の生活をおくっている社会人は少なくなってきています。ところが、カード申込に限っては「ネット申込が可能」ということをまだ知らない人も意外に多いのです。
しばしば、ウィルスによる情報漏えい事件などが報道されることから、なんとなく「ネットの利用は危険」と思い込んでしまっている人もまだ少数派とはいえません。
しかしながら、今はどの企業もセキュリティ対策には安心できるシステムを導入していることから、そのような不安は杞憂に過ぎないのです。
手軽にそして簡単にできるネット申込を積極的に活用し、快適なキャッシュングを利用しましょう。