消費者金融からお金を借りるためには、申し込みから実際に借り入れるまで 4つの手順が必要です。
また、借りたお金を返す方法の代表的なものは3種類あります。なかでもWEBを利用した返済は利便性も高く簡単に毎月の返済が可能です。
しかし、消費者金融からお金を借りた場合、大切なのは返す方法ではありません。
「借金をしている」意識をしっかりと持ち、金銭苦に陥らないよう注意してください。
お金の借り方と返し方をそれぞれ詳しく解説します。
この記事の目次
消費者金融でお金を借りる時の借り方と返し方
消費者金融でお金を借りる際は申し込みから借り入れまで4つのステップがあり、返済する際はは一般的に3種類の方法から選択してお金を返します。
消費者金融からお金を借りる場合の手順と、返す場合の手順を詳しく解説します。
4つのステップを経てお金を借りる
まずは消費者金融からお金を借りる場合ですが、融資を受けるためには以下4つのステップを経る必要があります。
- 申し込み・書類提出
- 審査・在籍確認
- 契約
- 借入
申し込むタイミングや消費者金融によっては、最短30分程度ですべての手順が済ませられます。
しかし、総量規制の関係や希望する借入額によっては必要書類が多くなり、信用情報によっても審査に時間がかかるケースがあることは覚えておいてください。
それぞれのステップが具体的にどのような手順を踏むのか、詳しくお伝えします。
申し込みと書類提出方法
消費者金融から融資を受けたい場合、最初に行うのが申込と必要書類の提出です。
申し込みはWEBからの方法が一般的になっていますが、大手消費者金融の多くは店頭や郵送での申し込みも可能となりますので、自身にとってもっとも都合の良い方法で申し込んでください。
また、必要書類は基本的に身分証のみで問題ありません。ただし、顔写真が付いていない身分証明書は、別途書類を提出するよう求められます。
提出する書類が身分証として認められるか否かは、以下の表を参考にしてください。
申込時に提出する身分証
身分証として認められる書類 | 身分証として認められない書類 |
---|---|
運転免許証 | 社員証 |
健康保険証 | 何かしらの会員証 |
パスポート | クレジットカード |
住民基本台帳カード | 銀行のキャッシュカード |
マイナンバーカード | 期限切れの身分証明書 |
以下のどちらかに該当する場合には収入証明書も必要となります。
- 申し込む消費者金融からの借入額が50万円以上になる場合
- 他社を含めた借入額が100万円を超える場合
上記いずれかに当てはまる場合、以下いずれかの収入証明書を提出する必要があります。
- 源泉徴収票
- 直近3ヵ月分の給与明細
- 確定申告書
身分証は申し込み時にWEBからアップロード、もしくは店頭で提示や郵送でコピーを送る形になりますが、収入証明書はすべての申し込み者が提出する必要があるわけではありません。
そのため、申し込んで審査に入った段階で提出することになります。
自身が希望する借入額から、必要となる書類が身分証だけかどうか判断することを覚えておいてください。
審査と在籍確認は何が行われるのか?
申し込みと身分証の提出が終わりましたら、実際に申し込んだ消費者金融が審査を開始します。
審査基準を独自に設けている消費者金融も見受けられますが、基本的には以下の情報を参考に審査は進められます。
- 申し込み者の信用情報
- 申し込み者の年収
- 在籍確認
申し込み者の信用情報とは、過去にクレジットカードの支払いや、消費者金融への返済を滞納していないかなどを指します。これらの情報を参考にすることで、消費者金融側は「お金を貸す上で信用できる人かどうか」を判断するのです。
また、総量規制の関係から年収の3分の1以上を貸し付けることができませんので、必ずチェックします。収入が一切ない方や少ない方は、貸しても返済する能力がないと判断されますので審査を通過するのは難しいです。
そして在籍確認ですが、こちらは申込者が申告した勤務先に、「今現在本当に勤めているのか」を確認するために行われます。継続して勤務している方であれば、融資しても返済できる証明ともなります。消費者金融も必ず行いますので覚えておいてください。
基本的に、審査は上記3つのチェックを並行して進める形になりますが、勤務先への電話で行う在籍確認は実施する前に申し込み者へ連絡をします。いきなり勤務先へ連絡がいくわけではありませんので、安心してください。
審査の結果、申し込み者に問題がなければ契約となります。
契約から借り入れまで
申し込みから在籍確認を経て、審査に通過できれば無事契約となります。契約はWEB上からの申し込みであろうと店頭であろうと、担当者の方から説明を受けるだけで終了する流れ作業だと考えても間違いはありません。
ただし、金利など不安な点がある方はしっかりと聞いておくよう意識してください。契約に関する説明が終了すれば、即日融資可能な消費者金融の場合、WEB上からすぐに振り込み融資の申し込みが可能です。
カードレスの状態でも借り入れ可能な消費者金融は多く見受けられますので、消費者金融が審査を進める平日や日中に申し込んでいる場合には、すぐに借りられると覚えておいてください。
消費者金融へのお金の返し方は?
消費者金融からお金を借りるための手順をお伝えしましたが、当然借りたお金は返さなくてはいけません。
そのお金の返し方として具体的な手順と、返すために気を付けたいことをご説明します。お金を返す方法は、指定口座への入金やWEB上からの手続きなどが一般的です。
その他、お得な無利息キャンペーンとお金を借りる上での心構えまで見ていきましょう。
口座への入金やWEB上での手続きが一般的
消費者金融への返済方法は、主に以下の3パターンと言えます。
- 指定口座への入金
- 指定日に口座から引き落とし
- WEB上から返済手続き
指定口座への入金は、コンビニや銀行ATMから振り込む、もしくはインターネットバンキングなどを利用して振り込み返済をする方法です。
自身が指定されている、支払期日とは別のタイミングで繰り上げ返済したい場合にも、こちらの方法を取るケースが多くなりますので覚えておいてください。
次に指定日に口座から引き落とされる方法ですが、こちらから日時を指定できるケースは稀です。
基本的に、引き落としでの返済では消費者金融から引き落としがかかる日を指定されますので、その日までに利息分と合わせた返済額を用意しておく必要があります。
引き落とし日までに返済額を用意できなかった場合、上記指定口座への入金手続きが必要になると考えて間違いありません。
もう1つ、WEB上からの返済方法ですが、主に以下の3通りから選択が可能です。
- 一部返済
- 全額返済
- 金額指定返済
利息と手数料のみ返済したい場合には「一部返済」から支払うことが可能であり、細かく支払う金額を指定したい場合には「金額指定返済」から支払うことが可能です。
ただし、当然ですが「金額指定返済」は利息と手数料を併せた金額以上を支払うことになります。
どの返済金額であれ、インターネットバンクのサービスを利用可能な状態にしておく必要はありますので覚えておいてください。
特にWEB上から返済できる方法は、返済期日までに銀行に立ち寄れない方でも気軽に返済できる方法と言えますので、高い利便性が魅力です。
少額なら無利息キャンペーンを活用して期間内に完済しよう!
消費者金融からお金を借りた場合の具体的な返し方は上記の通りですが、少額の融資を受けて短期間で完済したいと考えている方は、無利息キャンペーンを活用したほうがお得です。
テレビCMでも大々的に宣伝されていますが、主に無利息キャンペーンを実施している大手消費者金融は以下の3社です。
- アコム
- プロミス
- レイク
アコムとプロミスは常時30日間無利息キャンペーンを実施しているため、急を要する形でお金を借りても一ヵ月間は利息が発生しません。
レイクも同様に30日間無利息キャンペーンを実施していますが、期間限定で60日間無利息となるケースもあるため、その時期を狙っての申し込みを検討するのも効果的です。
参考サイト:lakealsa.com
無利息キャンペーンは申し込み消費者金融からの借入が初めての方に限りますので、短期間で完済できる程度の借入額であれば、無利息キャンペーンを活用すれば損はしません。
少額だけ借りたい方は前向きに検討してみてください。
返済スケジュールを事前に知っておこう
消費者金融からお金を借りること自体、決して難しくはありません。過去に借りた経験のある多くの方はそういった印象を受けます。
借り方もお伝えした通り、WEB上からスマートフォンを操作すれば数十万円単位のお金が自身の口座に振り込まれますし、月々の返済額は1~2万円程度です。
そのため、最初のうちは返済に苦労することもなく、再度借入額を増やしても簡単に返せると考えてしまいがちです。
しかし、借りることは容易であっても返すことは非常に難しくなることを覚えておいてください。
消費者金融における一種のキャッチフレーズにもなっていますが、計画的に利用しないと借金はどんどん膨れ上がります。
大手消費者金融のプロミスが公式サイトにて公表していますが、借りた金額ごとに完済に向けた返済スケジュールは異なります。
借入金額ごとの返済スケジュール
借入額 | 月々の返済額 | 返済回数 |
---|---|---|
10万円 | 4000円 | 32回 |
20万円 | 8000円 | 32回 |
30万円 | 11000円 | 36回 |
40万円 | 11000円 | 53回 |
50万円 | 13000円 | 58回 |
60万円 | 16000円 | 56回 |
70万円 | 18000円 | 59回 |
80万円 | 21000円 | 57回 |
90万円 | 23000円 | 59回 |
100万円 | 26000円 | 58回 |
たった10万円借りた場合でも、返済に要する期間は約3年です。
32回の返済で毎回4000円支払っているので、支払総額は138000円となり、利息分だけで38000円支払っています。
借入総額が50万円になると返済に要する期間は約6年で、実に254000円分の利息を支払うことになるのです。
それだけでも充分損をしていることが分かりますが、借入額が大きくなればなるほど返済した直後にまた借りてしまう事態に陥ってしまいます。
借金は50万円から100万円前後の借入がもっとも完済しにくいとも言われていますので、必ず借りたお金を完済するスケジュールを具体的に組んでおいてください。
完済予定日までに完済できていない場合、既に借金地獄にハマってしまっていることを自覚しましょう。
まとめ
初めて消費者金融でお金を借りる方に向けて、お金の具体的な借り方と返し方をご紹介しましたが、まとめると以下の通りです。
- お金を借りる方法は、4つのステップがある
- 返済方法は3種類から選んでお金を返す
- 無利息キャンペーンを活用してお得に完済
- 借金の怖さを忘れずに!
消費者金融からお金を借りる場合、申し込みから審査、契約から借り入れという手順を踏む必要があります。特に審査が非常に重要となりますので覚えておいてください。