銀行のマイカーローンをつかうことで、ディーラーローンよりも低金利でお金を借りることができます。
また、ローン支払い中の車の所有権も自分にあるため、トラブルに巻き込まれたときも安心です。
しかし融資までに7日〜数週間かかるため、急ぎで車を買いたい時に間に合わないというデメリットもあります。
車購入に欠かせない自動車ローン。銀行のマイカーローンを使ってお金を借りる方法を詳しくみていきましょう。
この記事の目次
銀行のマイカーローンでお金を借りる方法と自動車ローンの借入条件
自動車ローンでお金を借りる方法は、
- ディーラーローン
- マイカーローン
の2つがあります。
ディーラーローンとはディーラーによるローンの組み方のことをいい、比較的に審査に通りやすい傾向にあります。
ディーラーローンの手続きが完了するまでの期間の車の所有権は、ディーラー側にあることがマイカーローンとの決定的な違いです。
マイカーローンでは、たとえローンの支払い途中であっても所有権は契約者にあるのが特徴的です。
所有権があるのとないのでは、自分の身に何かあった時の保険が全く違います。
所有権がない時に事故を起こしてしまえば、通常以上の費用がかかってしまったり、最悪の場合は逮捕になる恐れがあります。
せっかく車を購入したにも関わらず、車の所有権が自分にないのはデメリットしかありませんが、マイカーローンでは車の所有権が自分にあるので安心です。
自動車ローンのために銀行でお金を借りる 3つのメリット
銀行のマイカーローンは、圧倒的な低金利でお金を借りることができるのが大きなメリットのひとつです。
銀行で自動車ローンのお金を借りる3つのメリットについて解説します。
圧倒的な低金利
銀行のマイカーローンを使うと、圧倒的低金利でお金を借りることができます。
銀行ローンの場合、
- 銀行カードローンを利用している
- 住宅ローンを利用して滞りなく返済している実績がある
などの条件をクリアすることで、金利が下がるなど嬉しいサービスが提供されます。
100万円借りたのなら、100万円に近いお金で返済する。低金利でお金を借りることにデメリットはありません。
通常、銀行マイカーローンでは
- 不変の固定金利
- 金利を市場金利の変動に合わせて推移する変動金利
の2つのお金の借り方に設定されています。
長期間の返済計画を考えていたり、毎月一定の金額で返済するのを希望するなら固定金利制度を選択しましょう。
1〜3年以内の短い期間で返済したいと考えるなら、変動金利制をおすすめします。
ローン支払い中の車の所有権が契約者になる
車の購入時に銀行ローンを利用すると、ローン支払い中の車の所有権は契約者になります。
先ほども説明しましたが、自動車ローンのお金を借りる方法には、ディーラーローンとマイカーローンの2種類があります。
ディーラーローンではローンの審査中は車の所有権がディーラー側で、マイカーローンではたとえローンの審査中であっても所有権が自分にあるということが決定的な違いです。
車の所有権があるのとないのでは、万が一事故を起こした時の費用や車が絡んだ事件に巻き込まれた時にかかる費用が全く違います。
せっかく車を購入したにも関わらず、所有権が自分にないのでは自分の車とは言えません。
銀行のマイカーローンを利用すれば、所有権関係に困ることなく車を所有することができます。
車の購入前に仮審査に望むことが可能
銀行ローンを利用してお金を借りると、車の購入前に仮審査を受けることができます。
どんなにサービス内容に優れたマイカーローンであっても、審査に受からなければ使うことはできません。
審査に受かるかわからない時に助かるのが、銀行マイカーローンの仮審査システム。
仮審査を行えば、審査を受ける前に自分が審査に通るのか通らないかを大まかに確認することができます。
銀行のマイカーローンで仮審査を行うことで審査までの時間を短くすることが可能です。
お金に関係する手続きを早めに済ませておくためにも、銀行マイカーローンの仮審査を行いましょう。
自動車ローンのために銀行でお金借りる 3つのデメリット
銀行のマイカーローンには低金利などのメリットもありますが、もちろんデメリットも存在します。
銀行のマイカーローンでお金を借りる、3つのデメリットについて解説します。
融資までの時間が7日〜数週間ほどかかってしまう
銀行のマイカーローンはディーラーローンのような即日融資が難しく、融資までに7日〜数週間の時間がかかることがデメリットです。
銀行ローンでは利用者の年収や滞った借金があるかなど、ローンを利用する前に様々な借入条件を満たさなければいけません。
審査条件の数が多いほど、融資までの時間が遅くなってしまう傾向があります。
これが、圧倒的な低金利を誇る銀行ローンの最大のデメリットです。
マイカーローンの手続きをすぐに終わらせたいのならば、銀行のマイカーローンは融資までの期間が長いためおすすめできません。
審査が厳しい
銀行のマイカーローンはディーラーローンと比べて、審査が厳しいこともデメリットとしてあがえられます。
銀行ローンは誰でもお金を貸してくれる訳ではありません。厳しい借入条件を満たしてこそ、マイカーローンを利用できます。
銀行のマイカーローンを使いたくても審査に落ちる可能性は十分にあります。
審査を通る確率を高めるために、仮審査など審査前に準備できるものは対応しておきましょう。
銀行によって頭金が必要になる可能性がある
銀行によっては、マイカーローンを利用する際に頭金が必要になる可能性があります。
頭金と言っても多額の金額を要求される訳ではありませんが、ある程度の金額は最初に払わなければいけません。
しかし、頭金を払うことは払った分だけ毎月ローンとして返済する金額を減らすことにも繋がります。
頭金を10万円払っておくことにより、毎月5,000円ずつ返す予定のローンが毎月4000円の返済額で済む場合など、発想の切り替えでデメリットがメリットにもなります。
銀行でマイカーローンを借りるための借入条件
自動車ローンを銀行のマイカーローンを利用して返済するためには、銀行ローンでお金を借りる借入条件を満たさなければいけません。
例として、2つの代表的な銀行の借入条件を解説します。
例1)住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行のマイカーローンを借りる借入条件は以下の通りです
- 日本国内に居住する、申し込み時年齢が満20歳以上で完済時満70歳未満の方
- 毎月安定した定期収入があるかた
銀行のマイカーローンは満20歳以上で返済完了時満70歳未満の方を対象にしています。また、定職と定収入があることも借入条件に入ります。
自動車ローンとして利用できる範囲は
- 新車・中古車
- バイク
- 車検、修理
- 付属機器
- 免許取得
です。
例2)JAバンク
JAバンクのマイカーローン借り入れ条件は以下の通りです。
- 借入時年齢:18歳以上
- 最終償還時年齢:80歳未満
- 前年度税込み年収:200万円以上
- 勤続年数:1年以上
マイカーローンとして利用できる範囲は、
- 自動車・バイク購入(中古車両含む)費用およびその付帯費用
- 修理
- 車検費用
- カー用品費用
- 運転免許取得費用
- 車庫建設費用(100万円以内)
です。
住信SBIネット銀行とJAバンク、それぞれ借入条件が異なることがわかります。
マイカーローンを申し込む予定の銀行の借入条件をしっかりと理解しておきましょう。
まとめ
自動車ローンのお金を銀行のマイカーローンで借りる方法にはこれらが挙げられます。
- 銀行のマイカーローンは低金利でお金を借りることができる
- ローン支払い中でも車の所有権が自分に
- 車の審査前に仮審査ができる
- ディーラーローンよりも審査が厳しい
- 融資が完了するまでに1週間から10日ほどの時間がかかってしまう
銀行のカードローンを利用するのにはメリット、デメリットの両方があります。
圧倒的な低金利率と、ローン支払い中でも車の所有権が自分にあるのは、銀行のカードローンならではのポイント。