無利息とは、お金を借りた時元本だけ返済することをいい、「カードローンの無利息期間をつかう方法」と「貸金業者以外から借りる」方法があります。
誰しも、無利息でお金を借りる事ができれば嬉しいですよね?
友達や知人からからお金を借りる事ができない方は、有効な手段です。
至急ですぐにお金を借りる方は、是非是非、無利息サービスからお金を借りるとお得です。単純に、短期間でお金を借りるケースであれば手っ取り早い手段と言えますね。
この記事の目次
お金を借りる無利息とは何か
お金を借りる際に、「金利」「利子」」「利息」といった言葉がでてきます。
一見似たような言葉ですが、無利息の正しい知識をつけるため、言葉の違いを整理しましょう。
金利 | お金を借りて返済するときに追加で支払う割合。年利(%)で表されます |
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利子 | お金を返す時に元本に追加して支払う金額
=元本×金利(%)×(日数/365) お金を借りた側が払う金額です |
利息 | お金を返してもらう時に元本に追加して受け取る金額
計算式は利子と同じです ※お金を貸した側が受け取る金額です |
参照元:じぶん銀行「利回り、金利、利子、利息。違いは分かる?」
無利息と言うのは、借りた元本に追加して発生する利息がかかりません。
元本の返済は必要ですので、誤解の無いよう注意して下さい。でも、無利息でお金を借りる事ができれば嬉しい金融サービスといえるでしょう。
無利息でお金を借りるとウラがある?
お金を貸す側にとって、利息は儲けです。そしてもう一つ、重要な機能があります。
それは利息には借金を踏み倒された時の保険料(「引当金」と言います)が含まれていると言う事で、無利息にするというのは、儲けをゼロにして、更にその保険料分まで業者が負担すると言う事です。
業者は民間企業です。損をしてまでお金を貸すことは絶対ありません。そこにはカラクリが存在しています。
無利息でお金を借りるには、厳格な要件があります。
また、目に見えないリスクがあります。中身を十分理解した上で利用して下さい。
無利息でお金を借りる2つの方法その1
最初に解説するのはカードローン会社が宣伝している無利息サービスです。どういった条件でお金を無利息で借りられるのか見ていきましょう。
お金を借りる際の無利息サービスは、少しでも利息の返済を減らせるので利用したいところですね。
お金を借りるカードローン会社で見比べてみる
同じ無利息であっても、どの会社が一番おトクなのか。
利息は元本×金利(%)×(日数/365)で計算されます。
よって「いくらまで無利息なのか」「いつからいつまでが対象なのか」がメリットを判断する基準になります。
カードローン大手各社を見比べてみましょう。
アイフル・アコム・プロミスは大きな違いが無いように見えます。レイクALSAは無利息に2種類あります。
更に細かくみると、言葉の表現の違いにお気付きでしょうか。この表のポイントは「いつから(起算日)」の欄になります。
カードローン | いつから (起算日) |
いつまで | 必須条件 | その他条件 |
アイフル | 初回契約日の翌日 | 30日間 | 初回のみ | |
アコム | 初回契約日の翌日 | 30日間 | ・返済日を「35日ごと」に設定する | |
プロミス | 初回借入日の翌日 | 30日間 | ・メールアドレスの登録 ・web明細の登録 |
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レイクALSA①180日間利息¥0 | 初回契約日の翌日 | 180日間 | ・契約額1〜200万円のみ ・上限5万円まで ※5万円超分は通常金利適用 |
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レイクALSA②60日間利息¥0 | 初回契約翌日の翌日 | 60日間 | ・契約額1〜200万円のみ ・借入額全額60日間利息¥0 ※無利息期間経過後は通常金利適用 |
起算日について※無利息でお金を借りる場合
お金を借りる利息の計算は日数の数え方が重要になりますが、業者によって無利息期間の起算日が異なる意味を考えます。
起算日のこだわり
無利息期間起算日の基準に違いがあります。
- 契約日基準 アイフル・アコム・レイクALSA
- 借入日基準 プロミス
これを見るとプロミスのメリットが一番大きいようです。
契約日基準はカードローンを作っても、使わなかったらその間の無利息期間が減っていくということになります。
もっとも契約してすぐに使えば契約日と初回借入日がほぼ同じになるので両者に違いはありません。
利用者からすると、プロミスのように起算日を借入日にして欲しいと思うかもしれません。
しかしカード会社からすると、せっかく契約してもらったカードローンですから1日も早く使ってもらいたいわけです。
アイフル・アコム・レイクALSAの契約日起算とは、すぐ利用しないとメリットが減るという利用促進のメッセージなのです。立派な企業努力と言えます。
どれが一番おトクか
レイクALSA の無利息期間180日はインパクトがあります。
上限5万円までと一見そんなにメリットがなさそうですが、180日何度でも利用できるのは大きいです。
少額を出し入れしながらを繰り返し利用したい方にはおススメです。
無利息に振り回されないように
その他条件として
プロミス
アコム
自己管理できる方なら便利ですが、決まった日に返済しないので次の期日がいつなのか分かりにくい欠点があります。(メールお知らせサービスあり)
ただ、少しでも返済を遅らせる事ができますので利用する方にとってはお得なサービスと言えるでしょう。
無利息には、このように細かい条件があります。決して条件に振り回されないよう自分に一番ふさわしいカードローンを見つけることが重要です。
無利息期間の注意点
無利息期間は誰でも利用できるものではありません。
無利息とは、業者にとって儲けがゼロであるばかりか、引当金を積むので損失になります。
それでも無利息とするのは、業者にとっては新しく利息収入が見込める顧客が獲得できるという、損を補ってなお余りあるメリットがあるからなのです。
初回利用者に限定されていること
どのカードローン会社も無利息期間は初回利用者に限定されています。いくら頻繁に利用しているヘビーユーザーは対象外なので注意して下さい。
貸金業者の無利息メリット
業者にとって無利息は損と先ほど述べましたが、金銭的な意味以外で利点もあります。
業者の営業は「貸金業法」で厳しく制限されています。業法には総量規制と利息制限法というものがあります。
この法律を守りながら利益を上げるには、主に次の戦略が必要になります。
- 他から顧客を取ってきてメインで利用してもらう
- 取ってきたお客から、法律上限に近くかつ他社に逃げないような金利を取る
優良顧客とは、他社に逃げられることなく、法律上限スレスレの金利もらえる顧客です。
そのような顧客が囲い込めるなら、1ヶ月分くらい無料にしても平気ですし、利息制限法抵触のリスクも減ります。
このような点を踏まえ、無利息ばかりでなく、自分の金利がいくらなのか確認して下さい。
場合によっては無利息期間がなくても銀行カードローンのほうが金利が低くトータルメリットがあるかもしれません。
借入れのハードルを低く見せていること
カードローンは金利が高いです。もし100万円を金利15%で1ヶ月借りると、利息は 12,500円です。無利息期間内ならこれがタダになるのでメリットは大きいですね。
ただしこれば初回利用者に限定されているということを思い出して下さい。
世の中で金利負担に苦しんでいる人はいわゆる多重債務者と言われる人です。たとえ無利息でも返済をしなければ何れ金利負担に悩むことになります。
首が回らなくならないように、しっかりと返済計画を立てて下さい。
無利息でお金を借りる方法その2
低所得者など、契約的に不利な状況にある方には、社会福祉協議会を通じて無利子の貸付制度があります。
この資金はその性格上、真に必要とされている方向けの福祉的なものであり利用にあたっては厳正なチェックがあります。
社会福祉協議会の生活補助を利用する
「生活福祉資金貸付制度」は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支えるとともに、その在宅福祉及び社会参加の促進を図ることを目的とした貸付制度です。
基準を満たす、低所得世帯・障害者世帯・高齢者世帯が「生業を営むために必要な経費分」の貸付を受けることができます。
知人から借りる
お金が足りない時、親戚友人から借りるというのは昔からある方法です。
しかし、最近は、自分でどうしようも無くなった場合でも、知人に借りるよりも債務整理や前述の社会保障などの利用でなどで、借金の上乗せを食い止めるような動きになっています。
金融機関も連帯保証人を徴求しない方向であり、多重債務者を増加させない時代になっています。万一返済が滞れば差し押さえや自宅に内容証明郵便が送付されるなど、周りが知るところにもなります。
引用元:日本司法支援センター「法テラス」
このようなことからも、知人から借入することは最後の手段とすべきでしょう。
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お金借りる方法のまとめ
無利息でお金を借りる2つの方法
- カードローンの無利息期間を利用する
- 社会福祉協議会あるいは知人から借りる
2つの中ではカードローンの無利息期間を利用することが現実的です。
ただ業者が無利息期間を作っているのは、顧客獲得のためハードルを低くしている為です。多重債務者に陥らないよう、背景を十分理解して上手に利用することが大切です。