キャッシングの審査ではもっとも属性が低い無職。絶対に借りれないかと言われると、そうではありません。
無職といっても、
- お金を借りることができる無職。
- お金を借りることが難しい無職。
- お金を借りられない無職。
に分けられるのです。
それぞれのパターンごとに詳しく見ていきましょう!
また、キャッシング出来なかった時の対処法や、お金を借りるためにしてはいけないことも分かりやすく解説します。
この記事の目次
無職がお金を借りにくい理由
無職がお金を借りにくい理由は、働いていないので返済に対する信用度が低いためです。
金融機関やキャッシング会社からすれば、返済能力のない人にお金を貸したくありませんので当然のことでしょう。
分かりやすく言い換えれば、無職の友人にお金を貸していることと同じです。
ですが、無職の友人が不労所得や何らかの収入があるとすればどうでしょう?お金を貸したとしても、きちんと返ってくるのであれば問題ありませんよね。
実は、キャッシングでも同じようなことが言えるのです。無職でも収入がある場合と、その他4パターンをそれぞれ見ていきましょう!
無職でもお金を借りれるパターンと借りれないパターン5つ
ここからは、無職でもお金を借りられるパターンと借りられないパターンを5つご紹介します。それぞれに審査内容が大きく違うので、気にしながらみてくださいね!
不動産収入や家賃収入などの不労所得がある
無職の場合でも、不動産収入や家賃収入などがある場合ではキャッシングできるケースもあるんです。
各金融機関やキャッシング会社ごとに審査の基準は違いますが、安定した収入が見込めると判断されれば、無職でも融資を受けられる可能性があります。
あくまでも無職なので、さまざまな収入証明書類の提出を求められることが多いですが、融資を受けられる可能性があるといったメリットもあります。
年金受給者である
無職でも年金を受給しているのであれば、審査の対象になるケースもあります。
注意していただきたいのは、審査の対象になる可能性があるだけであって必ずキャッシングできるわけではないということ。
金融機関やキャッシング会社によっては審査の対象外となっていることもあるので、銀行や消費者金融のカードローンを利用するのであれば直接電話で聞いてみましょう。
また年金の他に安定した収入があれば、審査の際に有利になるので覚えておいてくださいね!
専業主婦で配偶者が働いている
無職でも専業主婦であれば、配偶者貸付制度を利用して一定の条件を満たしていればキャッシングできる可能性があります。
一定の条件とは、配偶者に安定した収入があることで、申し込みの際には配偶者との関係を証明する書類が必要です。
そのため、配偶者の許可なく借り入れができないので、内緒で借りたい人には不向きな方法と言えるでしょう。
収入がなく働いていない
無職でまったく収入がない場合は、どこの金融機関やキャッシング会社からもお金を貸してもらえません。審査の対象になるためには、仕事を探して働くのが一番の近道です。
次の項目で、キャッシングできなかった時の対処法をご紹介しているので見てくださいね!
就職先が決まっている
無職でも就職先が決まっていれば、キャッシングが可能かといえばそうでありません。
融資の対象になるのは現状で安定した収入がある人です。
就職先で内定をもらっていたとしても無職と扱われてしまうので、キャッシングの申し込みは早くても働き始めてからにしましょう。
ですが、働き始めてすぐは継続して働き続けられる保障がないので、審査をしたとしても契約に至らないケースが大半です。
そのため、3ヶ月~半年程度働いたのちに申し込むと審査に通りやすくなるので覚えておきましょう!
キャッシングできなかった時の対処法3つ
キャッシングができなくても対処法はちゃんとあります。キャッシングが出来なかった時のために頭にいれておくと便利ですよ!
1.家族や友人にお金を借りる
無職でキャッシングできなかった時は、まずは家族や友人に相談することが大事。
お金が必要なしっかりとした理由があり、働く意思があれば、銀行やキャッシング会社より融通をきかしてもらえることもあります。
手に負えない状況になる前に、一度相談してみるといいでしょう。
2.行政からの融資を受ける
無職でも行政からの融資を受けられるケースがあります。
具体的にどういった制度があるのかみていきましょう!
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫からの借り入れは、これから事業をしようとしている人向けの融資です。
無職の場合でも融資の対象になるので、個人事業主にとってはありがたい制度。
日本政策金融公庫(https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/)を見れば手続きは簡単に理解できますし、借り入れをしておくことで今後の信用にも繋がります。
生活福祉資金貸付
生活福祉資金貸付とは、低所得者や障害者、高齢者が対象の貸付制度です。
各都道府県の社会福祉協議会で対応しており、申し込みの際は原則として連帯保証人を立てる必要があります。
連帯保証人を立てなくても申し込みはできますが、連帯保証にをつける場合は無利子、連帯保証人をつけない場合は貸付利子が1.5%になるので注意してください。
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3.不動産担保ローン
無職の人でも不動産を担保にお金を借りれるケースもあります。
ですが、無職で収入がない状態が続くのであれば、いずれ担保にした不動産を手放すことになるのでオススメはできません。
無職がお金を借りるためにしてはいけないこと3つ
お金を借りれないからといって、絶対にしてはいけないことが3つあります。とても大事なことなのでしっかりと要点を押さえておきましょう!
闇金からお金を借りてはダメ!
闇金とは違法な金利でお金を貸している業者のことで、最近では昔の暴利よりも低金利なソフト闇金という業者も存在しています。
一度借りてしまうと返済をしようとしてもさせてくれない業者もあり、永遠にお金を返し続けることにもなりかねません。
返済ができなくなると家族にも迷惑をかけることになるので、みなさんは絶対に闇金には手を出さないようにしましょうね!
違法な金融業者にご注意! : 金融庁www.fsa.go.jp
被害にあわないためには、甘い融資話に惑わされることなく、無登録業者、高金利業者といった違法な金融業者を利用しないことが一番の防衛策です。
借り入れの審査の際に嘘はつかない
無職であるにもかかわらず、仕事をしているなどとウソをつかないようにしましょう。
審査の際には勤め先への在籍確認があるのですぐにばれてしまいます。
また、審査が始まってしまうと、申し込み履歴として半年間は信用情報に記録されるといったデメリットまであるので、ウソをつかずに正直に相談してみましょう。
クレジットカードの現金化は危険
無職であってもクレジットカードを所有していれば、自身で商品を購入して売るか、現金化業者を利用してお金を手にする2つのパターンがあります。
すぐにお金が手に入るので便利な方法かもしれませんが、結局はクレジットカードで商品を購入しているのでその分のお金は支払わなければなりません。
つまり、一時的なしのぎにはなるが、クレジットカードの引き落とし日までにお金を用意しないといけないので、働いて稼ぐかどこからか借金をしなければいけなくなります。
もし、お金が用意できなくて引き落としができなければ、信用情報に延滞の履歴が更新され、どこからもお金を借りれなくなるのです。
クレジットカードの現金化には危険性があることも覚えておきましょう!
無職でしてはいけないことをしてしまうと、キャッシングだけではなく賃貸契約の審査も厳しくなってしまいます。後々困ることにならないように、しっかりと覚えておきましょう!
キャッシングできる無職はいるのか?まとめ
無職のキャッシングについてまとめると、
- 収入がなければ審査に通らない。
- 無職でも安定した収入があれば、キャッシングで契約できる可能性もある。
- キャッシングできなくても闇金には手を出さない。
- どうしてもお金が必要なら家族に相談してみましょう!
基本的には無職だと借りにくいのは事実なので、申し込みの前に審査してもらえるのか聞いてみるといいですね。