全銀協で個人信用情報を開示するために、「具体的に何をすれば良いのか?」「信用情報の保有期間はどれくらいなのか?」
このページを参考に手続きを行うと10日後には全銀協から個人信用情報の開示を受ける事が出来ます。
全銀協とか個人信用情報とか堅苦しい言葉が続きますが、順を追って詳しくわかりやすく解説していくのでしっかりと覚えてくださいね!
この記事の目次
全銀協の個人信用情報開示の方法
全銀協の個人信用情報を開示する方法は、登録情報開示申込書の郵送による申し込みのみで、全国銀行協会の公式ホームページから直接入力用と手書き用の2種類がダウンロードできます。
記載する項目は、氏名、生年月日、住所、電話番号などがあり、署名・押印欄には署名か押印をしなければならないので、印鑑かボールペンの用意をしておいて下さい。
また、インターネットからの申し込みや、センター事務所窓口からの申し込みは受け付けておらず、下記の郵送先に必要な書類を送ることで後日、全国銀行協会から開示報告書が送られて来ます。送付先は以下。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-1
一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター
郵送での申し込みをするにあたって、本人が申し込みを行った場合は本人の現住所に開示報告書が送られてきます。
返送の方法は2通り
- 本人限定受取郵便
- 簡易書留
特に何も記載しなければ自動的に本人限定受取郵便で送られてきますが、簡易書留を希望する場合は、申込書の右上にある、郵送方法記載欄の簡易書留にチェックをつけます。
また、通常の場合だと開示報告書が送られてくるまでに1週間~10日程かかりますが、申込書の欄外に速達希望と記入し、280円切手を同封すれば速達で受け取れます。
本人開示とは
センターに加盟している金融機関からの借り入れ等の内容や支払状況などを確認できる制度です。ご本人の信用情報が、現在センターに登録されているか、またどのように登録されているかを確認することができます。
全銀協の個人信用情報の保有期間は何年間保存されるのか
全銀協における個人信用情報の保有期間は以下の通りです。
6ヶ月を超えない期間 | 1年を超えない期間 | 5年を超えない期間 | 10年を超えない期間 | |
---|---|---|---|---|
取引情報 | × | × | 〇 | × |
照会記録情報 | 〇(会員への提供) | 〇(本人開示) | × | × |
本人申告状況 | × | × | 〇 | × |
官報情報 | × | × | × | 〇 |
不渡情報 | 〇(1回目の不渡り) | × | 〇(取引停止) | × |
取引状況
取引状況とは、クレジットカードやカードローンの取引履歴に関する情報のことです。返済が期日までに行われているかや、返済の遅延などについて記録されている。
照会記録情報
個人信用情報を開示した記録や、カードローンやクレジットカードの申し込みした際の契約内容について記録されている。
本人申告状況
紛失物があった際や、同姓同名の人と区別してもらうための連絡などの情報が記録されている。
官報情報
破産や民事再生による手続き開始や、免責確定などの官報に公告された情報が記録されてい
不渡情報
手形の不渡りに関する情報が記録されている。
このように、情報の種類によって記録が保管されている期間が違うので、自身に必要な情報についてはチェックが必要です。
- 0120-540-558
- 03-3214-5020(携帯電話、PHS等)
受付時間
月~金曜日(祝日、正月を除く)
9時~12時、13時~17時
全銀協の個人信用情報開示に必要なものは3つ
本人が個人信用情報開示請求をするために必要なものは、
- 開示請求申込書
- 手数料(定額小為替証書1,000円)
- 本人確認資料
これら3つです。
手数料は一律1000円(消費税・送料込み)で、最寄りのゆうちょ銀行又は、郵便局内のゆうちょ貯金窓口で定額小為替証書を発行しましょう。
本人確認資料に関しては、運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、パスポートなどの中から2種類選び、コピーしたものを送付します。
代理人が開示請求を行う場合
- 法定代理人ー法定代理人の身分証明資料・法定代理権を証明する書類
- 任意代理人ー任意代理人の身分証明資料・本人の委任状・本人の印鑑登録証明書
- 法定相続人ー本人の死亡証明資料・開示請求する者が相続人であることを証明する資料
本人以外が開示請求を行う場合、必ず必要になる資料ですので確認しておきましょう。
全銀協の個人信用情報の開示報告書に記載されている内容
送られてくる開示報告書には、
- 取引情報
- 官報情報
- 不渡情報
- 本人申告情報
- 照会記録情報
の5つが掲載されており、クレジットカードやカードローンの記録を確認したい場合は、取引情報を閲覧すれば分かるようになっています。
その他の4点については、上の表に記載されている内容が記録されているので、ご自身の必要な情報を確認して下さい。
また5つの項目すべてに当てはまることですが、前項で記載した通り、登録期間を過ぎた記録については記載されていないので注意が必要です。
登録期間を過ぎた記録は本人だけではなく、クレジット会社や各金融機関においても知ることができません。
利用しているクレジットカード会社やカードローンの金融機関では、全銀協の個人信用情報に記録が残っていない場合でも、自社の顧客記録として永久に記録されることになるので、支払いに遅延があった場合などは自身で記録を取っておくと良いでしょう。
そういう場合、全銀協では照会できない金融機関個別の情報に引っかかってるかもしれないんだ。
全銀協で個人信用情報を開示するまでの流れまとめ
開示請求と聞くと一見難しそうに思われていたかもしれませんが、ご紹介した内容の通りに準備するだけなので、特に専門的な知識などは必要ありません。
- 簡単にまとめると、信用情報を開示する流れは以下の通りです。
- 公式ホームページから登録情報記事申込書をダウンロードする。
- ダウンロードした申込書に必要事項を記入する。
- 郵便局のゆうちょ貯金窓口で発行される、定額小為替証書を1000円分用意する。
- 本人確認資料のコピーしたものを2点用意する。
- 申込書と定額小為替証書、本人確認資料を同封の上、指定の送り先へ郵送する。(※速達を希望する場合は280円切手も同封)
- 1週間~10日程度で全銀協から開示報告書が自宅に届く。
上記の1~6の手順通りに行動するだけなので、時間に余裕があれば半日程度ですべて完了する内容です。