どうにかしてお金を借りたいのなら、沢山の手段の中から最適な借り方を選ばないとなりません。
具体的には
- 銀行やキャッシング会社を利用する
- 社内貸付制度を利用する
- 家族や友人に借りる
- 公的機関から融資
などの方法が考えられます。
どうにかしてお金を借りたいときの対処法や、比較的借りやすい方法について詳しく解説していきます。
この記事の目次
どうにかしてお金を借りたい時の対処法3選
どうにかしてお金を借りるためにはさまざまな方法がありますが、その中でも比較的早くお金の用意ができる方法を3つご紹介します。
銀行や消費者金融からお金を借りる
どうにかしてお金を借りたい時にまず検討したいのが、銀行やキャッシング会社のカードローン。
銀行と消費者金融では審査の難易度が異なる上、実際に手元(口座)にお金が入るまでの時間にも大きな違いがあります。
また業者の中でも大手消費者金融と中小消費者金融では、審査の方法や審査基準が異なるので注意しましょう。
各金融機関ごとの商品によって多少の違いはありますが、基本的には消費者金融の場合だと即日借り入れ可能となっており、銀行のカードローンの場合だと1週間~1ヶ月程度の時間を要することがほとんどです。
そのため、すぐに現金が必要な場合は消費者金融を利用する方が得策といえるでしょう。
ですが、金利の面では銀行のカードローンの方が低く設定してある場合がほとんど。時間に余裕があるのであれば銀行のカードの利用を検討してみることをおすすめします。
また、総量規制で年収の3分の1までしか借り入れができませんが、おまとめローンは規制の対象外です。覚えておきましょう。
社内貸付制度を利用する
社内貸付制度とは勤務先からお金を借り入れることのできる制度のことを指します。
そのため、会社に勤めていない専業主婦や年金受給者の場合は利用できない制度なので注意が必要です。
また企業ごとに審査の方法や借りられる金額の上限などが異なるため、事前に確認しておく必要があります。
社内貸付制度については、以下のリンクに詳しく記載してありますのでぜひ、参考にしてください。
社内貸付制度の規定や金利は従業員に良い制度?一般的な条件を紹介
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友人や家族にお金を借りる
どうにかしてお金を借りたい場合でも、銀行や消費者金融の審査に通らないケースも存在します。
そういった場合、すぐにでも現金が必要であるならば友人や家族にお金を借りることを検討しましょう。
ですが、トラブルに発展する可能性も充分にあるためあくまでも最終手段と考え、どのようにすればトラブルを防ぐことができるのかを事前に把握しておく必要があります。
友人や家族にお金を借りる際の注意点やトラブルの事例は以下の記事を参考にしてください
このように、どうにかしてお金を借りるにはさまざまな方法があるので自身の状況に応じて行動することが大切です。
上記の他にも公的機関からお金を借りる方法もあります。くわしく見ていきましょう
公的機関からどうにかしてお金を借りる
お金を借りる方法にはキャッシング会社や社内貸付制度など以外にも、公的機関から融資を受けることができる制度も存在しています。
状況に応じて利用できそうであれば、検討することをおすすめします。
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金給付制度とは、全国社会福祉協議会が運営している所得の低い世帯や高齢者の方、身体に障害のある方を対象にした支援制度のことです。
生活福祉資金貸付制度の利用条件は以下。
低所得世帯…資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)。
障害者世帯…身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者(現に障害者総合支援法によるサービスを利用している等これと同程度と認められる者を含みます。)の属する世帯。
高齢者世帯…65歳以上の高齢者の属する世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)。
引用元:全国社会福祉協議会
上記の条件を満たしていれば審査の対象となります。
また利子については保証人を付ける場合は利息は掛かりませんが、保証人を付けない場合は年1.5%の利息が掛かるので注意が必要です。
失業時に利用できる失業保険
失業保険とは法律で定められている、企業に勤めていて雇用保険を納めていた人であればどなたでも利用できる制度です。
ただし利用するためには一定の条件を満たしている必要があり、支給される金額や期間も人によって異なるので注意しましょう。
失業保険を受けるための条件や支給金額・期間について
雇用保険では、失業中の生活を心配しないで新しい仕事を探し、1日も早く再就職できるよう、窓口での職業相談・職業紹介を受けるなどの求職活動を行っていただいた上で、失業等給付を支給しております。
このうち、基本手当(いわゆる通常の失業給付)を受給するに当たっては、ハローワークで以下の手続きをしていただく必要があります。
失業した際には非常に役に立つ制度ですが、申請を行ってから支給されるまでに1ヶ月~4ヶ月程度の時間が必要です。すぐにお金が必要であるならば他の方法を検討しましょう。
審査に通らないのには理由がある
銀行や消費者金融でお金を借りる際には、融資できるか否かを判断するため必ず審査が行われます。
審査の際には本人の自己申告とは別に、信用情報機関への照合が行われているのです。
一体どのような仕組みになっているのか具体的に見ていきましょう。
個人の信用情報は信用情報機関で管理されている
個人の金銭の貸し借りについてはCICやJICC、全国銀行協会などの信用情報機関で管理されています。
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全国に点在しているすべての銀行は全国銀行協会に加盟しており、融資の審査の際に個人の信用情報を確認することができます。
一方、消費者金融は全国銀行協会に加盟していません。CICまたはJICCのどちらかもしくは両方に加盟をしています。
全国銀行協会、CIC、JICCで照会できる情報は以下。
- キャッシングの申し込み履歴
- クレジットカード、カードローンなどの返済状況
- 契約件数※多重債務者は注意
- 事故情報(債務整理を行った場合のみ)
以上の内容はすべて銀行、キャッシング会社ともに閲覧することができるので審査の際に非常に重要なポイントです。
ですがいつでも照会できる訳ではなく、申込を行った本人の了解を得た場合のみ信用情報の確認ができるというわけです。
ブラックリストに対しての誤解
金融事故やキャッシングの支払いで延滞を繰り返していると、ブラックリストに登録されてどこからもお金を借りることができなくなるという誤った情報があります。
事故情報や延滞履歴については信用情報機関に登録されますが、ブラックリストというものは存在していません。
つまり、信用情報機関に審査の際にマイナス評価になるような事故情報、延滞履歴があれば、お金を借りにくくなるということであって絶対に借りられないというわけではないのです。
審査に通るために気を付けること
お金を借りるためには申込を行った先の金融機関の審査に通る必要があります。
- 審査の際に嘘はつかない(収入や勤務先など)
- 数社に同時に申込しない
- 資金用途がギャンブルだと審査が不利になる
基本的なことではありますが、審査に通るためにはとても重要なことなのでしっかりと確認しておきましょう。
キャッシングに関する情報は信用情報機関で管理されており、審査の際にはすべて見られてしまいます。
消費者金融や銀行での審査がどのように行われているのか知っておくと、今後の万が一の時にも役に立つので覚えておきましょう。
・カードローンの審査については「こちらにまとめてるのでこちらを参照してください。」
どうにかしてお金を借りたい時にしてはいけないこと
どうしてもお金が必要であったとしても、絶対にしてはいけないことがあります。
後々トラブルに発展したり大変なことになる可能性も充分にあり得るので、しっかりと確認しておきましょう。
闇金からお金を借りるのは危険
どうしてもお金が必要な時に、銀行やキャッシング会社からお金を借りられないからといって闇金に手を出すのはオススメできません。
そういった場合は上記でご紹介した公的機関を利用するか家族や友人に頼んでみるのが良いです。
一度でも闇金に手を出してしまうと家族や周りの人にも迷惑を掛けることにもなりかねません。
一時的なしのぎとして考えているとしても、もう一度よく考えてみましょう。
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同時に複数社に申込みをしないこと
どうにかしてお金を借りなければならない状況だと、一度に数社に申込をしてしまう人がいます。
一度に複数社に申込をすると信用情報機関にすべての申し込み履歴が登録されてしまうので、その後に申込を行うキャッシング会社、銀行などの金融機関に不審に思われてしまい審査に通らなくなる可能性が高くなってしまいます。
また、申込みの履歴は各信用情報機関に6ヶ月間登録されるので申込は慎重に行う必要があります。
申込みの際に嘘はついてはいけない
キャッシングの申込の際に、勤務先や現在の借入総額などの情報を偽って報告しても信用情報機関の情報からすぐにばれてしまいます。
そのため審査で尋ねられる質問に対しては、必ず本当のことを伝えるようにしましょう。
どうにかしてお金を借りたい場合に比較的借りやすい方法はあるのか?まとめ
どうにかしてお金を借りるためには、銀行や消費者金融、公的機関を利用するなどさまざまな方法があります。
どうにかしてお金を借りる方法をまとめると以下。
- 銀行、キャッシング会社からお金を借りる。
- 生活福祉資金貸付制度、失業保険を利用する。
- どうしてもお金を借りられなければ家族や友人に相談してみよう。
このように状況に応じて利用できるものとできないものがありますが、上記の方法を利用するとよいでしょう。